Threadsアカウントリサーチの教科書
お手本にするアカウントを「見る場所」と「広げ方」を決めて集めておくと、次の投稿リサーチで迷わなくなります
この教科書でやること
やることは3つだけです。
- アカウントの「見る場所」を5つに決める
- 1人見つけたら、芋づる式に同じ界隈のアカウントを集める
- 界隈ごとの傾向を、アカウントノートにまとめる
難しい道具は使いません。Threadsのアプリとスマホのメモ帳があれば、今日から始められます。
この教科書は、5大特典の最初のステップです。ここで「誰を見るか」を決めたら、特典②で自分のプロフィールを整え、特典③で投稿の「型」と「テーマ」をリサーチしていきましょう。
1.投稿より先に、アカウントを見る理由
リサーチと聞くと、多くの人はいきなり「伸びている投稿」を探し始めます。
でも、見る相手(アカウント)を決めずに投稿だけ集めると、あとで困ることがあります。
- 自分と読者が違うアカウントの投稿を、参考にしてしまう
- たまたま1本だけ伸びた投稿を、「いつも伸びる型」と勘違いする
- フォロワーが多いアカウントの数字を見て、自分には再現できないと落ち込む
お買い物に例えると、分かりやすいかもしれません。
- 投稿リサーチ=棚に並んでいる商品を見ること
- アカウントリサーチ=どのお店に行くかを決めること
お店選びを間違えると、どんなに丁寧に商品を見ても、欲しいものは見つかりません。
だから投稿リサーチの前に、まず「見る相手」を選びます。ここを先に決めておくだけで、そのあとのリサーチの手間が減ります。
2.アカウントのどこを見るか(5つの場所)
お手本にしたいアカウントを見つけたら、プロフィールを開いて、次の5つの場所を順番に見ます。まずは1アカウント5分程度を目安に、気になるところだけ深掘りしましょう。
| 見る場所 | 確認すること | 分かること |
|---|---|---|
| ①プロフィール文 | 誰に向けて、何を発信している人か。肩書きや実績の書き方 | 自分と読者が同じか。コンセプトの作り方 |
| ②固定投稿 | 最初に読ませたい投稿は何か。何を約束しているか | フォローしてもらう理由の作り方 |
| ③直近10本の反応 | 10本のうち、何本が「いつも通りの反応」か | 安定して伸びているか、1本だけ飛び抜けているか |
| ④リンク先・誘導 | プロフィールのリンクや、投稿の最後でどこに案内しているか | フォローのあと、どこへ進ませる設計か |
| ⑤コメント欄 | どんな人が、どんな言葉で反応しているか | 本当に自分と同じ読者がいるか |
③直近10本の反応で「安定型」か「一発型」かを見分ける
5つの中で一番大事なのが、③です。直近10本のいいね数を眺めて、次のように分けます。
- 安定型:10本のうち、ほとんどの投稿に同じくらいの反応がある。フォロワーに合った発信を続けられているアカウント
- 一発型:普段は反応が小さいのに、1〜2本だけ飛び抜けている。その投稿だけに何か理由があるアカウント
- 波型:伸びる日と伸びない日の差が大きく、理由が読み取れない。参考にするのは後回し
例(フォロワー600人のアカウントの直近10本のいいね数):
12 / 8 / 15 / 9 / 22 / 11 / 14 / 10 / 18 / 13 →大きな突出が少なく、普段の反応が近い「安定型」の例 3 / 5 / 2 / 4 / 380 / 6 / 3 / 5 / 4 / 7 →5本目だけ飛び抜けた「一発型」の例
安定型を見分けるときは、いいねが何件以上かという絶対数だけで決めず、そのアカウントの普段の反応と比べて、大きな差がない投稿が続いているかを見ましょう。フォロワー数やジャンルによって反応の規模は変わります。直近10本は、あくまで傾向をつかむための目安です。
使い分けはこうです。
- 安定型→アカウント全体の作り方を参考にする(発信の軸、投稿の組み立て、導線)
- 一発型→伸びた1本だけを、次の特典③の「投稿リサーチ」で詳しく見る
- 波型→今は保存だけして、深追いしない
※他の人の投稿の閲覧数は、外からは見えません。リサーチでは、誰でも見えるいいね数・コメント数で判断すれば十分です。
3.1人見つけたら「芋づる式」に広げる
お手本アカウントは、1人ずつ検索で探すより、1人見つけたところから芋づる式に広げる方が早く集まります。
同じ界隈で伸びているアカウントは、読者が重なっています。だから、1人の周りを見るだけで、同じ界隈の仲間が見つかります。
広げる手順
手順①:最初の1人を決める
自分のジャンルの言葉(例:楽天スーパーセール、買ってよかった、時短家電)で検索して、反応がある投稿をしているアカウントを1人見つけます。
手順②:そのアカウントの「周り」を見る
- コメント欄で、よく返信している別のアカウント
- 同じ投稿にコメントしている、発信者らしきアカウント
- フォロワー一覧にいる、同じジャンルで発信しているアカウント(フォロー中一覧も確認できれば参考にする)
- 投稿の中で名前を出している、おすすめや紹介のアカウント
手順③:見つけたアカウントに、2章の5つの場所をあてはめる
5分で見て、自分と読者が違うアカウントはここで外します。
手順④:合格したアカウントを起点に、手順②をくり返す
候補が見つかったら、同じ手順で少しずつ広げます。ただし、継続して見るベンチマークは3人までに絞ります。
広げすぎないための決めごと
- 1人の周りから探す候補は、2〜3人程度
- 1回のリサーチで見るのは、まず5アカウント程度(慣れたら最大10アカウントまで)
- 継続して追うベンチマークは、最大3人まで
探すのは広く、追うのは3人まで。候補を5〜10人ほど確認しても、定期的に観察するのは3人で十分です。人数を絞ると、投稿の変化や導線の工夫に気づきやすくなります。
※フォロワー一覧やフォロー中一覧の表示・見え方は、利用環境やアカウントの状態によって変わることがあります。確認できない場合はコメント欄や検索から探しましょう。
4.界隈ごとに、傾向をつかむ
同じThreadsでも、発信するジャンルによって「反応されやすい話題」や「好まれる投稿の雰囲気」は違います。
このジャンルごとのまとまりを、ここでは「界隈」と呼びます。
例えば、楽天アフィリエイトで商品を紹介する場合でも、こんなジャンルがあります。
- 育児・子育て:育児グッズ、時短アイテム、子ども用品
- ファッション:洋服、バッグ、靴、季節のトレンド
- 暮らし・生活雑貨:便利グッズ、収納用品、掃除・洗濯アイテム
- 美容・コスメ:スキンケア、メイク用品、美容家電
- 旅行・お出かけ:旅行グッズ、宿泊施設、便利アイテム
- グルメ・食品:お取り寄せ、時短食品、人気のお菓子
例えば、育児ジャンルで発信しているなら、ファッションで伸びている人ばかりを参考にしても、読者の悩みや求めている情報が違うことがあります。
だからこそ、まずは自分と近いジャンルのアカウントを探すことが大切。
同じジャンルの候補を5〜10人ほど軽く確認すると、1人では見えなかった共通点が見えてきます。
その中から、継続して参考にするベンチマークを最大3人に絞りましょう。
界隈の傾向を見る4つの視点
| 視点 | 見ること | 例 |
|---|---|---|
| ①名乗り方 | プロフィールの肩書き、実績の見せ方 | 「0→1達成」「主婦」「会社員」など、どんな立場の人が多いか |
| ②よく出る話題 | 5人中3人以上が扱っている話題 | スーパーセール、お買い物マラソン、時短家電など |
| ③投稿の形 | 1行目の書き方、行数、ツリーの本数 | 箇条書き、体験談、問いかけ始まりなど |
| ④導線の先 | フォローのあと、どこに案内しているか | 固定投稿、note、LINE、オープンチャットなど |
共通点と「空いている場所」の両方を見る
5人中4人がやっていることは、その界隈のお約束かもしれません。外すと読者が戸惑う可能性があるので、自分のアカウントでも押さえておきたいところです。
反対に、5人中0〜1人しか触れていない話題や見せ方は、まだ空いている場所です。自分の経験がそこにつながるなら、チャンスになります。
ただし、空いている理由が「読者に求められていないから」の場合もあります。1つの投稿で決めつけず、コメント欄の反応や、ほかのアカウントの様子も合わせて判断しましょう。
5.集めたアカウントを3つに仕分ける
集まったアカウントは、何を学ぶために見るのかで3つに仕分けます。ここで仕分けておくと、次の投稿リサーチで「どのアカウントの何を見ればいいか」がすぐ分かります。
| グループ | どんなアカウント | 学ぶこと | 次の投稿リサーチでの使い方 |
|---|---|---|---|
| 型を学ぶ | フォロワーは少なめで、安定して反応がある。ジャンルは問わない | 1行目、行数、箇条書き、ツリー、締めの形 | 「型リサーチ」で、投稿の形を取り出す |
| テーマを学ぶ | 自分のジャンルで、読者が重なっている | 読者の悩み、よく出る話題、コメント欄の声 | 「テーマリサーチ」で、話題を取り出す |
| 動きを学ぶ | フォロワーが多い大手アカウント | 話題の選び方、見せ方、導線の作り方 | 数字は追わず、「動き」だけ眺める |
ベンチマークは最大3人。たとえば「型を学ぶ人」「テーマを学ぶ人」「動きを学ぶ人」を1人ずつ選ぶと、観察する目的が明確になります。もちろん、1つのアカウントが、2つのグループに入ってもかまいません。たとえば、読者が重なっていて、投稿の形も参考になるアカウントは「型」と「テーマ」の両方に入れます。
ただし、どのグループにも入らないアカウントは、ノートに残さないのがコツです。理由が言えないアカウントを貯めると、あとで見返しても使えません。
6.アカウントノートに残す
見たアカウントは、メモに残しておきます。ここでも、弱いメモと強いメモで、あとで使える度合いが変わります。
弱いメモ
このアカウントすごい。参考にしたい。
何がすごいのか、どこを参考にするのかが分からないので、見返した時に何もできません。
強いメモ
界隈:楽天のお得情報 プロフィール:「セールで失敗したくない人へ」と読者を絞っている 直近10本:8本がいいね2桁=安定型 投稿の形:1行目に数字、本文は箇条書き3つ、締めは「お気に入りだけでも」 導線:固定投稿からnoteへ 仕分け:型を学ぶ+テーマを学ぶ 次にやること:一番反応が高い投稿を、投稿リサーチで型とテーマに分ける
強いメモは、そのまま次の投稿リサーチの出発点になります。
アカウントノートのひな形
スマホのメモアプリに貼っておくと、迷わず書けます。
【アカウントノート】
見つけた日:
アカウント名(自分用のメモ):
界隈:
フォロワー数:
プロフィール(誰に何を):
固定投稿(何を約束しているか):
直近10本の反応(安定型/一発型/波型):
投稿の形(1行目・行数・締め):
導線(フォローのあと、どこへ):
コメント欄の読者(自分と同じか):
仕分け(型を学ぶ/テーマを学ぶ/動きを学ぶ):
次にやること:
メモの整理にAIを使う時の注意
集めたメモの整理や、傾向のまとめを、ClaudeなどのAIに手伝ってもらうこともできます。その時は、次のことを守ってください。
- アカウントを探す作業は、自分の目でやる。AIに「伸びているアカウントを探して」と頼むと、実在しないものや古い情報が混ざることがあります
- メモを貼って整理を頼む時は、「書いてあること以外は推測しないでください」と添える
- 他の人のプロフィールや投稿の文章は、そのまま公開しない。自分の学習用にとどめる
7.やらなくていいこと
- 目についたアカウントを全部フォローして保存する→仕分けられないアカウントが増えて、見返せなくなります
- フォロワー数だけでお手本を選ぶ→フォロワーが多いほど、アカウント自体の影響も大きく、投稿内容だけで伸びたとは言えません
- 戦略まるごとをマネする→借りるのは「型」や「動き」。そのアカウントの発信の軸や実績の見せ方を丸写ししても、自分の経験とはつながりません
- プロフィールや実績の文章を書き写す→名乗り方の「作り方」は参考にしても、文章は自分の言葉で書きましょう
- 毎日アカウント探しをする→最初は週1回、5アカウント程度を目安に。慣れてきたら必要に応じて増やしましょう。残りの時間は投稿作りに使えます。
8.今日からやる3ステップ
ステップ1:アカウントノートを作る
スマホのメモアプリに「アカウントノート」を作り、6章のひな形を貼ります。
ステップ2:候補を5人ほど見つける
自分のジャンルの言葉で検索して、最初の1人を見つけます。そこから3章の手順で広げて、2章の5つの場所を見ながら、気になる候補をメモします。
ステップ3:ベンチマークを3人まで絞り、次の特典へ進む
候補を「型を学ぶ」「テーマを学ぶ」「動きを学ぶ」に仕分け、継続して見るベンチマークを最大3人に絞ります。次は特典②で自分のプロフィールを整え、そのあと特典③でベンチマークの投稿を詳しく見ていきましょう。
おわりに
1週間後、リサーチを始めようとスマホを開いたあなたは、もう「誰を見ればいいんだろう」と迷っていません。
ノートには、参考にする理由が明確なベンチマークが最大3人。それぞれに「型を学ぶ」「テーマを学ぶ」「動きを学ぶ」の印がついています。
その中から1人を開いて、一番反応のあった投稿を見るだけで、今日のリサーチが始まります。
お手本を探し回るのではなく、見る場所と広げ方を決めておく。それが、アカウントリサーチを続けやすくするコツです。
次は特典②「プロフィール設計ツール」で自分の発信の軸を整えましょう。そのあと特典③で、ベンチマークの投稿を「型」と「テーマ」に分けて活用していきます。